浪速鉄工「魔法の耳かき」は何がスゴイのか

鍛造品会社が製造するチタン製耳かきの実力

鍛造品メーカーが耳かきを発売した理由とは?(写真 :evac / PIXTA)

その会社は、町工場のイメージで訪問すると、事務所が明るくてきれいなのに驚きます。制服もおしゃれです。会社は、大阪市港区の浪速鉄工。社名自体は、実に大阪らしいですな。

目立ってナンボのモノづくり

この連載の一覧はこちら

創業は1949年、従業員40名の鍛造品メーカーです。重いものを吊り上げる金具「アイボルト(頭部にリングのついたボルト)」が主力製品です。お近くの工場にあるアイボルトをよく見ると、「NC」の2文字が書かれていることがあるかもしれません。「Naniwa Company」の頭文字です。この分野で、国内販売トップシェアを誇っています。でも長引く不況から、業績が伸び悩んでいました。

そんな中、会社を任されたのが6代目の堀川忠彦社長。固いイメージの会社にオシャレを取り入れました。

浪速鉄工はかつて、ヨコ吊りのニーズに応えた特許商品「マルチアイボルト」を開発。その技術力で、安全対策上タテ吊りしかできなかったアイボルトに新機能を持たせました。でも従来の広宣活動では、あまり注目されません。

そこで、展示会場に積極的に出店。ブースが小さくても目立つように、女性コンパニオンを立たせました。自動車や家電関連では当たり前ですが、鉄の業界では珍しく、大いに注目を集めたそうです。

次ページ「東海道五十三次」の絵を模したカタログを作った
ビジネスの人気記事
トピックボードAD
関連記事
  • 日本野球の今そこにある危機
  • ほしいのは「つかれない家族」
  • 日本資本主義の父 渋沢栄一とは何者か
  • ドラの視点
トレンドライブラリーAD
アクセスランキング
  • 1時間
  • 24時間
  • 週間
  • 月間
  • シェア
トレンドウォッチAD
改正対応待ったなし!<br>働き方と仕事の法律

同一労働同一賃金の本格化、中小企業でのパワハラ防止対策の義務化など、今年は重要な改正法の施行が目白押し。2022年に施行される法律の要点に加え、昨年の4月に施行された改正民法も総点検。改正ラッシュへの備えを万全にするための法律虎の巻です。

  • 新刊
  • ランキング
東洋経済education×ICT