次に、製品カタログを一新。今まで性能を強調していた紙面を、浮世絵に変えました。アイボルト、シャックル(U字型連結金具)、ブレース・ターンバックル(筋交いの張力を調節する装置部品)の3種類に分け、安藤広重の「東海道五十三次」の絵を模したカタログに仕上げました。
「受け取られたお客さんは、えーっと驚かれます。営業先での話題作りにも役立っています」
絵の中にそれとなく自社製品を散りばめるほか、社長そっくりの人物も登場。遊び心満載で、5000部作製しました。好評ですぐになくなったそうです。
6代目社長はメガネのファッション業界育ち
堀川社長は、以前、メガネ業界でデザインの仕事をしておられました。
「オシャレというのは感性です。明るく元気にオシャレをして仕事に生かします」
オシャレ改革の一環として、年1回、私服コンテストを実施しています。
日頃、作業服姿しか知らない仲間が、忘年会の席上、思いがけない姿で登場して皆を驚かせます。意外な一面を知ることで、お互いの交流も深まります。意思疎通が進めば、作業現場も自然に活性化する、という副次効果もあるそうです。
女性作業員が、見慣れぬピアスをしています。自分で会社の鉄製品を工夫して作ったそうです。まさにオリジナルです。堀川社長は、こうした新しいことへのチャレンジ精神を大いに推奨しています。
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