LINEは事業計画をほとんどつくらない

ユーザー1億人突破!キーパーソンが語る裏側【最終回】

――これからもそのスタイルを続けますか。

ITの分野は、大企業だから強い部分はあまりなくて、組織が大きくなると動きが遅くなります。だから、できるだけ小さくあり続けたいし、なるべく社員も増やしたくありません。

変わっている人を採用したい

――森川社長は、「採用するなら変な人を採りたい」ともおっしゃってますね。

中途半端な人は要らないと思っています。採用したいのは振り切れる人、これを言葉にすると「変わっている人」「スペシャルな人」ということですかね。ほとんどの日本の会社は、ソコソコ賢くて、言うとおりやれる人を求めている。それだとITの分野で生き残るのは難しい。ナンバーワンを取るためには、どっか尖がってないといけないのかなと。

――報酬や給与体系に特徴はありますか?

成果に応じてよりインセンティブを増やすような、そういう仕組みにしています。

昔はシステムに頼ろうとしたところがありました。でもシステムに頼れば頼るほど、ルールと一緒で足りないところが出てくる。足りないところを組み合わせていくと、だんだん難しくなって、結局何をやったら評価されるのか分からない、そういう感じになってしまいがちでした。今は、評価システムを限りなくないような状況にしていこうという考えです。

――会社の方針と合わない人も出てきますよね。

中途半端な人は付加価値を出せない。なんとなく調整しますとか言う人にとっては居づらいかもしれません。あと、率直に言う文化があるので、結構ひどいこともわかりやすく伝えています。特に外国人の場合はそうじゃないとコミュニケーションできないですから。

――製品も組織もシンプルなほうがいい。

なるべく会社は余計なことしないのがベスト。やりたいことができる環境と、それに対する評価があればいい。余計なものを求める人は余計な仕事をするので要りません。余計なものがあるとどんどん遅くなって、ワケわからなくなって失敗するのをたくさん見てきました。分かりやすく、なるべくシンプルに、速いスピードでやっていく。

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