地方の大学が「東京駅周辺」に集結するワケ 就活支援を強化して就職実績の向上が狙い

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PC設置の座席が14、4人掛けの丸テーブルが2つ、さらに10人掛けのデスクが置かれているほか、100人収容のホールもある。大勢の関学生が上京しても居場所がないということはない。Wi-Fi完備なのでPCを持参すれば、大学のPCが埋まっていても会社訪問の前に調べ物をしたり、エントリーシート(ES)を書き直すことは簡単だ。

通常の開館時間は10:00~18:00だが、4月22日から8月12日の間は7:30からオープンしている。関西方面からの夜行バスが早朝に東京駅に着くので、それに対応して開館時間を早めているのだ。

スカイプで本部職員に相談

このため、関学生はバスを降りてすぐに同キャンパスに行って休憩できる。また、更衣スペースもあるので、東京まで私服で来て、同キャンパスでリクルートスーツに着替える学生もいる。キャリーバッグなどの大きな荷物を預けられるので身軽に行動できる。

スタッフは大学職員2名とアルバイト職員5名、顧問1名、教授1名。教授とは報道番組「NEWS ZERO」のメインキャスターの村尾信尚氏。学生は村尾教授に話を聞くこともできる。

常駐の職員が学生の就活相談に対応するほか、同キャンパスと本部のある西宮上ヶ原キャンパスをスカイプでつなぐことで、上京した学生が本部のキャリアセンター職員と面談することも可能だ。

学生は一旦上京すると数日間滞在することが多い。従来は上京中に職員に相談することが難しかったが、スカイプのお陰で東京からでも顔見知りの職員に相談することができるようになった。

また、東京に拠点があることは保護者の安心にもつながる。2011年の東日本大震災の時には同キャンパスが東京で就活中の関学生の避難場所となった。通常は宿泊禁止だが、震災の3月11日には40人の学生が泊まった。内線電話が本部とつながっているので、学生の安否情報を保護者にいち早く連絡することもできたという。

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