エッセイで問われる力とは
米国トップ大の共通願書に書いてあるエッセイの6つのテーマを以下に紹介する。自分ならどういうエッセイを書くか、考えてみてほしい。
「Personal Essay」(以下、引用)
以下の6つから1つを選び、250~500語で書く。
1:自分自身の重要な経験、実績、あえて冒したリスク、または自分が直面した倫理的なジレンマとその影響について評価せよ。
2: 個人、地域、国、または国際的な課題と、自分にとっての重要性について論じよ。
3:自分に重要な影響を与えた人物を挙げ、その影響について述べよ
4: 自分に影響を与えた架空、歴史上の人物、または創作品(芸術、音楽、科学など)とその影響について説明せよ。
5:(前略)自分のバックグラウンドを踏まえ、大学におけるコミュニティーの多様性に対して自分がもたらすものを示唆する経験、あるいは自分自身に多様性の大切さを知らしめた出会いについて述べよ。
6: 自分が選んだ任意のテーマについて。
テーマはいろいろだが、要するに自分の過去の体験から得た価値観を深く自己分析し、自分はどういう人間なのか、何をしたいのかを見つめ、それを表現する力が求められている。
このエッセイの配点はわからない。エッセイに限らず、米国トップ大入試で生徒がアピールするすべてのものに対し、配点も採点方法もわからない。模試がないので、事前に自分の合格可能性を知ることもできない。
この状態で米国トップ大を受けた場合の合格率は、ハーバードが6%、イエールが8%、プリンストンが8%、スタンフォードが7%。だいたい一桁台である。
東大の場合は、模試を受けてA判定なら合格可能性は「80%以上」、B判定なら「60%~79%」とだいたい予測できる。
ここで東大向きの生徒とハーバード向きの生徒に自ずとわかれる。
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