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どうしたらスタートアップで成功できますか 【キャリア相談 Vol.4】

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  • 塩野 誠 経営共創基盤(IGPI)共同経営者/マネージングディレクター JBIC IG Partners 代表取締役 CIO
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<質問2>
シンクランチは、上場ではなく、事業売却という形でイグジットしましたが、こうしたケースはこれから増えてくるのでしょうか。

事業売却はセーフティネットになる

わが国の起業が増えないことにおける課題の1つに、起業家のセーフティネットとしての事業売却が少ないことが挙げられます。経営者の中にはビジネスの立ち上げが好きで、そこで真価を発揮し、立ち上げては他に移りたいタイプの人物もいます。そういう起業家達にとって事業売却は一つのセーフティネットとも言えます。そこにビジネスを買い取るプレイヤーが多くいれば、そうした起業家はビジネスを立ち上げては売却し、また新しいビジネスを立ち上げることが可能となります。

買収する側の企業からしても、新規事業開発をアウトソーシングしたとも言えます。たとえば、米国のインターネットセクターにおいては、新しい技術やサービスの会社を立ち上げてうまくいけば、たとえ上場まで行かずともグーグル、マイクロソフト、アップルといったメガ・プレーヤーが買収してくれるといった期待があり、その環境は起業を促します。

そうした意味でわが国に目を向けると、米国とは比較にならないほど、事業売却によるイグジットは少ないですが、大企業が新規事業領域をつくり出せないという課題に直面したときに、その組織の防衛本能から、「Acqui-hire(買収による新しい人材の獲得)」をしていく可能性が今後はあると思います。

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【好奇心で差がつく】

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