海外での「子どもの学校選び」はココが肝心

どこにする!?日本人学校、インター、現地校

5月、イタリア・ミラノの日本人学校を訪問した秋篠宮夫妻(写真:Splash/アフロ)

海外赴任する日本人の数は年々増加の一途をたどっており、外務省の海外在留邦人数調査統計(平成27年版)によると、海外在留邦人子女数は7万6536人、前年より4908人の増加となった。学齢期の子どもを駐在に帯同する場合、親の頭を悩ませるのが「学校の選択」だ。前回、幼児の教育施設について取り上げた。今回のテーマは日本人学校、現地校、インターナショナルスクールのどこで教育を受けさせるか、である。

日本は知識や技能を画一的に与えるという、一斉指導の教授法が今も昔も主流である。そして日本人学校の教育も、基本的にはそうした日本式の教育指導が展開されている。

一方、現地校やインターナショナルスクールでは、解決方法から生徒に考えさせ、知識や技能を習得させるスタイルを取る。こうした授業では、答えを導き出すまでの「過程の学習」が重要となる。また教師の問いに対し、自分の考えを積極的に発言していくことが、生徒には強く求められる。「わが子を国際人にしたい!」と思う親にとって、現地校やインターナショナルスクールは非常に気になる存在であろう。

日本人学校、インターナショナルスクール、現地校それぞれの特徴を挙げてみたい。

日本と変わらない環境で学習できる日本人学校

まず日本人学校。国外に住む日本人子女を対象に、日本国内の小・中学校と同等の教育を行う機関で、海外にいながら日本の教育を受けることができる。日本人学校の教員になるには採用のための審査に合格しなければならないため、先生は7~8倍の難関を突破して着任した「粒ぞろい」だ。
海外にいると、どうしても日本語に接する機会が少なくなる。そのため、先生は非常に丁寧できれいな日本語を話すよう指導されている。日本で育った子どもより、海外の日本人学校で育った子どものほうが正確な日本語を話すケースは少なくない。

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