歳より老けて見えるのは「血管力」のせいかも 体力・知力、心身の基礎を作る血管の鍛え方

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血管は文字通り「管(くだ)」なので、ホースや配管と同じく、外側と内側があります。この両方がキレイに保たれていなければ、血管力は上がりません。血管は体の内部のものなので、毎日摂取する食材・栄養素が、しなやかな血管壁作りに重要な役割を果たします。

まず、脂分を摂りすぎると、血管の内部には余分な脂質からできたコレステロールがこびりつき、血流が悪くなります。余分なものがこびりつかないよう掃除する役目を果たす野菜・果物類の摂取が少ないと、さらに血管力が下がってしまいます。

こうなると、イライラや頭痛、集中力の低下、高血圧、肌荒れ、便秘、肥満と、ビジネスパーソンに多い、健康悩みが引き起こされます。

そんな状態がもう一段進行し、血管を詰まらせる血栓ができると、メタボ、動脈硬化、脳梗塞と命の危険にまで及んできます。

しなやかできれいな血管は、こう作る!

前述したように、血管は毎日食べているもので若返らせることも、丈夫にすることも可能です。ダイエットや体力・集中力アップには「腸の掃除」が大切なように、血管力の向上にも「血管の掃除」が欠かせません。

つまりは血流をよくする食事法を心掛ければよいのであり、魚介類に含まれるDHAやEPA、野菜や果物に含まれるビタミンA、C、E、そしてネギやタマネギ、ニンニクといった香味野菜に含まれる硫化アリルといった成分がその役目を果たします。

血管の掃除と同時に、血管壁をしなやかに保つことも大切です。それには肉や魚介類に含まれるコラーゲンと一緒に、鉄分やビタミンCも摂ることが必要。食品から摂れるコラーゲンは、そっくりそのまま人の体を構成するコラーゲンに成り代わってくれるわけではないので、新陳代謝を促すような栄養素にも気を配ってくださいね。

これらの栄養素がつねに体内に揃っていると、血管壁と血管内部がキレイに保たれ、心身共に調子がよくなってくるでしょう。

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