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キャリア・教育 #ぐんぐん伸びる子は何が違うのか?

ぐんぐん伸びる「観察眼がある子」の育て方 家庭内の簡単な習慣で大きく変わる!

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  • 石田 勝紀 教育デザインラボ代表理事、教育専門家
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実は、日常生活そのものが、学びになっている子と、ただ勉強する時間(学校や家庭での勉強など)だけ勉強している子では、地頭、学力で大きな差がついてしまうことは、あまり知られていません。つまり、「寝ているとき以外すべて学びになっている子」と「いわゆる勉強時間だけ学んでいる子(これすらもないとさらに差がつく)」の違いです。ですから、私は、いつも声高にお伝えしているのが、「日常の習慣化」なのです。

「日常の習慣」で将来のあり方も決まる

どのような“生活習慣”をしているか、どのような“思考習慣”を持っているか、どのような“心の持ちようの習慣”をしているかという日常の習慣で、将来のあり方さえも決まってしまうと思っています。

私がこれまで3000人以上の生徒を直接指導してきた経験では、地頭が良い子というのは、いわゆる“ガリ勉”ではありません。もちろん勉強はしていますが、「観察眼」が特に優れていたのです。この観察眼というのは、観察する力を持っていることを指しますが、言い換えると「気づく力」といってもいいでしょう。もちろん勉強をしているから勉強ができるわけですが、学校や塾、家での机に座ってする勉強のことだけで地頭が良くなるのではないのです。

地頭がいい子は家庭内の習慣で作られ、さらにその習慣の第一段階が『観察眼を養う』ことにあります。観察眼は、自ら積極的に情報を収集し、さらにそれを分析し、自分なりの法則にまでできると大きな強みになります。

この観察眼は素質ではなく習慣で誰でも身につくものですが、日常生活では見落とされがちです。そこで日常のあり方を少し変えてみましょう。すると子どもの様子が徐々に変化していきます。つまり、観察眼が徐々に養われ、やがて考える力が培われ、さらに地頭のよい子になっていくことでしょう。具体的には、どのような取組みをしていけばよいか、いくつかのヒントをご紹介しましょう。

その1:いつもは行かない所へ出かける

これは大きな刺激になります。しかし重要なことは、何を感じ、何を学んだかということですね。ただよかった、面白かった、美味しかった、疲れたといった単純な感情から発展させ、「何をどのようにと」いうところまで、感じて表現できるようにしてしまいましょう!せっかくの体験が、景色の一部として、BGMの一部として流れていくだけではもったいないですね。

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【聞きだしたり、尋問はNG!】

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