電通は決算と同時に通期業績予想の下方修正を発表している。足元の円高傾向を織り込んだもので、下方修正額はほぼ為替による影響だ。
収益は期初予想から484億円減の8172億円、売上総利益も484億円減の7687億円、営業利益は96億円減の1324億円とした。電通は今や、売上総利益の5割以上を海外で稼いでいる。年間400~500億円と精力的にデジタル分野の買収を進める中で、大きな影響が生じる見通しだ。
ただ、前提条件をよくみると、現段階ではかなり保守的と言える。国内の大手企業が期中の想定レートをそろって110円とする中、電通は1ドル=106.1円とした。1~3月期の平均が115.4円だったことからすれば、4~6月以降、103円で推移するという見通しだ。足元のレートが110円付近で推移していることからみても、電通の想定ほどにマイナス影響が広がる可能性は低いだろう。
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