スポーツやメディアの世界で韓国が強い理由
オリンピックでも日本の銀メダルは多かったが、ここ一発の粘りが及ばず金メダルはあまり取れなかった。日本国民はそれでも「良かった」と、選手にも優しい。
一方、韓国選手は勝てば政府からの賞金も出るので何が何でも金メダルにこだわっている。彼らは実質的にプロに近い存在だから、負けたら唯の人になるが金メダルを取れば一生安泰に暮らせるらしい。これもハングリー精神の違いではないのか?
ゴルフ場の数は少ないのに韓国の選手が日本での賞金を良く取っているし、マスターズを初めとする米国ツアーの賞金トップは最近の傾向では韓国選手が多い。
海外でテレビを見ると、どこの国でも韓国ドラマやK-Popsが大流行である。韓国政府の方針で、国家イメージ向上のためにTV放映権は無料で韓国放送を配信しているから、世界中で韓国放送のオンパレードになっているらしい。
性悪説と三現主義の韓国のスタイル
日本人は性善説で何事も考える傾向にあるが、海外市場では性悪説でないとサバイバルできないことを長く現地に住んでいる韓国人のセールスマンたちは良く知っている。だから現場、現物、現実を大切にしていると聞いている。
こうして日本と韓国との違いを見ると、視野の広さとハングリー精神の違いだと思わざるを得ない。昔は日本人にも、結構ハングリー精神があふれていたのだが、今では生活も安定し、若者たちの間でも「わざわざ外国まで行っても良いことがないいし、留学なんかは就活には不利じゃね?」という狭い見方の若者が多いようだ。
さて初めに出した日本と韓国の冷蔵庫の売れ行きのクイズの回答は出ただろうか?答えは簡単な話で、韓国製の冷蔵庫には鍵が着いていたが、日本製には鍵が着いていなかっただけのことである。
アラブのお金持ちの家で働いているメイドさんたちは、フィリピンやスリランカなどから来ているが、現場に長く住んでみないと消費動向は判らないものだ。
無論、日本人でもわかる人は居るだろうが、そのために日本の輸出仕様に、わざわざ「鍵つき冷蔵庫」を大量生産する提案を、本社に真剣にする日本の駐在員を探すことの方が難しい気がしている。
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