信頼される人は「オウム返し」で聞いていた! 「波長を合わせる聞き方」のすごすぎる効果
最後にご紹介するのは「言葉のぺーシング」です。
言葉のぺーシングはオウム返しでうまくいく
“私、ゴルフが好きなんですよ”
相手がこんな話をしたら、どんな言葉で続けますか?
「へえ、いつもどこでプレイするのですか?」
「へえ、いつから始めたのですか?」
「へえ、どんなメンバーでいかれるのですか?」
「へえ、どこのクラブを使っているのですか?」
「へえ、私も好きなんですよ!先週も1日で2ラウンドやリましたよ」
どれも失格です。「ゴルフが好き」としか言っていない相手が、これから何を話したいのかなんて、誰にもわかりません。まだわからない段階で、聞き手が聞きたいことを聞いているだけ。
では、どういう返し方がいいのでしょうか? 最も確実な返し方は、
「へえ、ゴルフを?」
このように相手の言葉をそのまま使ったオウム返しです。これが、言葉をぺーシングした返し方だといえます。多少、不思議そうな顔をしながら聞くのがポイントです。いろいろ質問したくなるのもわかります。でもその質問は、聞き手の興味や好奇心から湧き出たものです。
「いつも行っているゴルフコースは?」「いつから始めたの?」「一緒のメンバーは?」「使っているクラブは?」などは、相手が話したい事柄でしょうか? たまたま当たるかもしれませんが、その確率はかなり低いでしょう。
最悪なのは、「私も好きなんですよ! 先週も1日で2ラウンドやりましたよ」と、話を泥棒してしまうパターンです。
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