「新・好感度オバケ」DAIGOが愛される理由 嫌われず、男も癒やす4つのポイント
これらの言動に共通しているのは、「人としての礼儀マナーや手間を惜しまず、小細工や奇をてらうことをしない」というポリシー。しかも、自分自身だけでなく、ファン、マスコミ、スタッフなどすべての人々と向き合って行動しているのです。
ギャグのように多用している「マジで」「ガチで」のフレーズは、ロッカーが本業のDAIGOさんらしい熱さの表れ。そんな熱さを秘めて、ゆるくヘタレな姿を見せられるのは、もしかしたら「受容性の高い自分自身のことをよくわかっている」からなのかもしれません。少なくとも、パッと見で与える表面上の印象にとらわれていないのは明らかです。
実際、そんなDAIGOさんを見る人の目は、最初こそ「ただのチャラいヤツ」「元首相の七光り」という印象でしたが、年を追うごとに「どう見てもいいヤツ」「実は凄いヤツなのかも」というものに変わってきています。つまり、好感度を高めるために重要なのは、パッと見で与える印象とは別の魅力を感じさせること。相手はそれを人間性の豊かさとして認知していくのです。
一方、ビジネスマンの中にも熱さを持っている人は多いのですが、気がかりなのは、どこか「オレがオレが」という自己顕示欲を漂わせてしまう人が多いこと。すると、「押しつけがましい人」「自分のことが好きなだけ」と思われてしまい、親切にしているつもりでも好感度は上がっていかないのです。
浮き沈みの多い人生を隠さない
DAIGOさんに関わらず、好感度の高い人に共通しているのは、浮き沈みの大きい人生を歩んでいて、それを隠さず公言していること。これが3つ目のポイントです。
DAIGOさんは、大物政治家の孫として裕福な家で育ったものの、ミュージシャンとしては鳴かず飛ばず……。長年の苦境を打開するためにタレント業をはじめて、知名度は上がりましたが、同時に「一発屋になるかもしれない」という悩みを抱えることになりました。さらに、最も熱望しているバンド・BREAKERZのヒット曲はいまだありません。
このような浮き沈みの激しい人生や苦労を自ら話せるのがDAIGOさんの強み。過去の自慢や挫折から、おじいちゃんやロッカーならではのネタまで、良きも悪しきもほとんど隠さないのです。しかも、「わざわざカミングアウトしてアピールする」のではなく、「自然体でつい正直にしゃべってしまう」という語り口が好感度をグッと高めています。
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