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全国で九州の応援キャンペーンをやるべきだ
――熊本地震の影響はどうか。
九州全体が今はつらい時だ。観光は大きな産業だが、客数はこの1カ月くらいは半分以下になるのではないか。今は物資の支援や生活再建への手助けが必要だが、ある程度沈静化したら、経済や観光で九州を応援する必要がある。
HISではグループをあげて「がんばろう九州キャンペーン」をやっている。九州は豊富な観光資源を持つ。大分県の別府、熊本県の黒川など温泉もいっぱいある。ハウステンボスや佐世保など被害が出ていない地域も多い。安全が確保できて、時期が来たら、国も民間も「九州を応援しよう」というキャンペーンをやるべきだ。
僕らは今まで2001年の9.11同時多発テロ、2011年の東日本大震災などを経験している。最初はガターンと客足が落ちて、ゆっくり戻り始めて、早ければ3カ月、遅くて6カ月で(観光は元の水準に)回復してゆく。
だから復旧が始まれば回復は早い。全国で九州を応援するキャンペーンが始まるだろう。皆で応援しよう、元気になろうということをやっていくべきだ。それが九州の将来にとっていちばんの手助けになると思う。来年はむちゃくちゃ盛り上がるだろう。
――九州域内から訪れる人が多いのがハウステンボスの特徴です。
6割くらいが九州からのお客さん。だからここ何週間は間違いなしに客数の大幅減は起きてしまう。それが1カ月のことなのか、2カ月続くのか。僕らは逆に、こういうときだから明るく、元気にやりましょうと言っている。やっぱりもう一回、九州を皆で応援するというか、盛り上げなくちゃいけないから。
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