熊本地震、福岡市が「絞る支援」に挑んだワケ

「自己完結型」は新たなロールモデルになるか

支援物資が続々と集まる福岡市の旧大名小学校

熊本県を震源とするマグニチュード6.5の地震発生から、10日が経過した。16日の「本震」の後も強い余震が続き、被害が広がっている。

そんな中、いち早く支援をスタートしていたのが福岡市だ。高島宗一郎・福岡市長は、自らのFacebookやブログを軸に次々と最新情報を更新、FB投稿のシェアは2万1000件に迫り、市内外から注目が集まっている。

「こちらからハッキリお願いしてからの行動を」

最初に地震が発生した4月14日。発生からわずか51分後、高島市長は自らのFBページで「福岡市では21時40分に災害対策本部を設置しました」と報告。消防庁の要請で福岡市の緊急消防援助隊を派遣することなどを説明し、その後も刻々と変わる状況を翌0時30分まで続報として書き込んだ。

併せて市民には「お隣の熊本ですから市民の皆さんの中にも大切な親族や友人がいらっしゃる方も多いと思いますが、福岡市をあげて全力で熊本県をサポートしますので、冷静に行動されてください」と呼びかけている。

翌15日、午前中のFB投稿では、その時点での福岡市の対応を説明。

「支援物資については現在ニーズと現地の受け入れ態勢を調査中ですが、福岡市でも多くの食料や毛布、おむつなどの備蓄品をスタンバイさせています。(中略)もし市民の皆さんのお力が必要な時には、何をどこに持ってきてほしいと、こちらからハッキリお願いをしますので、その後に行動をしてください。現時点で区役所などに直接物資などを持ち込むと逆に混乱しますので、控えてください」

と、あくまで冷静な対応を促した。

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