コカ・コーラ再編、「1兆円ボトラー」の衝撃度

"食えなくなった"飲料業界が動き出した

急速な勢いで進むコカ・コーラのボトラー再編。いよいよ東西の2社が統合に乗り出した

「市場のリーダーとしてもう一度、圧倒的な力を持たなければならない」ーー。そう、断言したコカ・コーラウエストの吉松民雄社長からは、自信よりも焦りが感じられた。

4月26日、コカ・コーラウエストとコカ・コーライーストジャパンは、経営統合に関して基本合意したと発表した。具体的な統合時期や組織体制は決まっていない。今後両社で設置する統合準備委員会による協議やデューデリジェンス(資産価値の評価)を踏まえて決定を行う。

両社は、世界最大の清涼飲料メーカーである米コカ・コーラ社と契約し、商品を製造・販売する日本のボトラーだ。一般的なサントリーやキリンといった飲料メーカーとは異なり、米コカ・コーラの日本法人である日本コカ・コーラが製品開発やマーケティング戦略を担当。製品の原液も製造している。

統合が進むコカ・コーラのボトラー

コカ・コーラウエストやコカ・コーライーストジャパンといった会社は日本法人とフランチャイズ契約を結び、原液を仕入れ、完成品を製造し、販売する構図となっている。今回の経営統合が実現すれば、単純合算で売上高は1兆円を超え、コカ・コーラグループ内でも欧州と中南米に次ぐ、世界3番手の規模となる。

日本国内のボトラーはかつて、北海道から沖縄まで計17社存在したが、製造・販売の効率を高めるため、1999年から統合が始まり、2013年には8社までに減少した。そして2015年、イーストジャパンは仙台のボトラーを、ウエストは四国のボトラーを子会社化した。

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