デキる投資家が実践する「時間分散」とは何か 若者だけの特典「長い投資期間」を生かそう

拡大
縮小

時間分散ができると何が変わるのでしょうか。毎月、1万円ずつ投資をすることを考えてみましょう。ある月の投資商品の単価が1000円だったとします。その月は10口その投資商品を買うことができます。2000円に上がれば5口、5000円に上がれば2口、逆に500円に値下がりすれば20口、買うことができます。

画像を拡大
(出所)フィデリティ退職・投資教育研究所作成

「もっと」という欲深さを抑制できる

投資を一定額にすると、安くなったらたくさん買う、高くなったら少ししか買わないということが自動的にできます。そうです、「安くなったら(たくさん)買う」、「高くなったら(少ししか)買わない」。“たくさん”と“少ししか”という言葉を除いてみると、「安くなったら買う」、「高くなったら買わない」となります。すなわち、投資を一定額にすることは、相対的に安く買う方法と言えます。

安く買うことができれば、その買った値段よりも高く売れるタイミングまで待てば、儲かりやすくなります。まあ、それほど簡単ではありませんが、相対的に安い値段で買うことができれば、儲けを得られる可能性は格段に大きくなります。

次ページもうひとつの特徴とは?
関連記事
トピックボードAD
キャリア・教育の人気記事
トレンドライブラリーAD
連載一覧
連載一覧はこちら
人気の動画
日本の「パワー半導体」に一石投じる新会社の誕生
日本の「パワー半導体」に一石投じる新会社の誕生
TSUTAYAも大量閉店、CCCに起きている地殻変動
TSUTAYAも大量閉店、CCCに起きている地殻変動
【田内学×後藤達也】新興国化する日本、プロの「新NISA」観
【田内学×後藤達也】新興国化する日本、プロの「新NISA」観
【田内学×後藤達也】激論!日本を底上げする「金融教育」とは
【田内学×後藤達也】激論!日本を底上げする「金融教育」とは
アクセスランキング
  • 1時間
  • 24時間
  • 週間
  • 月間
  • シェア
会員記事アクセスランキング
  • 1時間
  • 24時間
  • 週間
  • 月間
トレンドウォッチAD
東洋経済education×ICT