印象が改善!男の「顔面ケア」はここがツボ 「眉」「ヒゲ」「肌」はこうすれば変わる
男性にとって、ヒゲ剃りは毎日の習慣。でもそれが、いわゆる肌表面の角質を削る“ピーリング”と同じ行為であることにお気づきだろうか? 「角質をはぎとったままというのは、裸で炎天下を歩くほど無防備で危険なのです」とは藤村氏。これにより肌が荒れ、抵抗が大きくなるために、必要以上にシェーバーの刃を押し付けるようになる。つまり、どんどんと肌を痛める負のスパイラルに陥るのだ。
これを改善する手立てが、保湿にある。「T字シェーバー、電気シェーバーのどちらを使っていても、こうした方法は変わりません。ヒゲを剃った後は必ず、保湿しましょう。化粧水&保湿クリームで健康な肌を保てば、抵抗が少なくなり出血しないはずです」。また肌のお手入れとともに、シェーバーの刃も清潔を心がけて定期的に取り換える。道具の手入れを怠らないことも大切なケアの一環だ。
ここで、シェーバーの正しい使い方をおさらいしよう。T字シェーバーは、下準備を入念に。洗顔でヒゲに水分を含ませたら、シェービング剤を塗って上から下に順剃りを。再度シェービング剤を塗り、今度はストロークを狭めて逆剃り。ぬるま湯で泡をしっかり落として、すぐに保湿をしよう。
電気シェーバーは、事前の洗顔が不要。乾いた状態の肌にプレシェーブ剤を塗り、最初から逆剃りするのがいい。アゴ下は毛の方向が様々なので角度を変えて念入りに。優しく洗顔した後は、化粧水&保湿クリームで肌をいたわろう。
洗顔:「ゴシゴシ洗い」は老化を早める!?
男性の多くは洗顔に爽快感を求めるはずだ。しかし、力を込めたゴシゴシ洗いは肌の老化を早めてシワやたるみをもたらすことになる。そのため、しっかりと洗顔料を泡立てた後、指の腹で円を描きながら優しく洗い上げることを基本としたい。これが第一のポイントだ。
次に留意したいのは、洗い方。36~37℃のぬるま湯で予洗いした後、普段カミソリを当てない額と鼻筋、そしてヒゲ剃りの舞台となる頬から顎に取り掛かる。仕上げはすすぎの工程だが、ここに最後のポイントがある。
すすぎで使うのは、予洗いと同じ温度のぬるま湯。洗顔の3倍くらいの時間をかけて泡を落としたら、清潔なタオルで水滴を押さえること。