中国で日系企業が悲鳴 デモに続き不買広がる
危機は繰り返す
この問題は時間が解決してくれるような性質のものではない。一時的に対立関係が緩和されても、盧溝橋事件(7月7日)や柳条湖事件(9月19日)など戦争の記憶がよみがえる夏から秋にかけて、毎年のように同じような事態が繰り返す可能性がある。
これまで日本企業にとって、中国はリスクはあっても十分儲かる市場だった(上棒グラフ)。だが、政治と外交に由来するリスクがここまで大きくなると、企業は中国での中長期の計画を立てることができない。
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