設備投資は企業の成長の源泉。新規投資がなければ一段の飛躍は望み薄だ。
設備稼働後に発生する減価償却費は固定費であり、償却費を上回る投資は他の経費が一定だとすれば、売上高が大幅に増えないかぎり、目先の利益を圧迫する。それでも巨額の投資に踏み切るのは、トップが業績の先行きに対して自信を持っている表れと受け止めることもできるだろう。
足元の収益環境は不透明感が極めて強い。世界各国で金融緩和の効果が薄れ、成長期待が低下している。
「攻めの経営」に打って出ている企業
今回のランキングはそうした中でも「攻めの経営」に打って出ている企業の一覧といえそうだ。会社が業績予想を公表している決算期に償却費以上の設備投資を実施する企業(投資予定額10億円超)に絞り込み、投資額の伸び率が前の期に比べて高い順に並べた。
ランキング上位に目立つのがいわゆる「内需系」の企業だ。建設、道路、不動産、物流、不動産関連の銘柄が名を連ねている。
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