「スコップコロッケ」が受けるもっともな理由 あの人気メニューが画期的に生まれ変わった
スコップコロッケとは何か?名付け親は人気レシピ作者・ち~sunさん。彼女が2015年8月下旬に投稿したレシピが最初だった。
彼女のレシピに注目した編集部は、誕生秘話などを取材し、このコロッケ界の新星「スコップコロッケ」を紹介するニュース記事を執筆し配信した。
このレシピで画期的だったのは「丸めない、揚げない」工程である。タネの作り方までは一緒だが、その後タネはグラタン皿などに入れて平らにする。その上に、フライパンで炒ったパン粉を乗せてオイルをかけ、トースターやオーブンで焼き上げたら出来上がりである。すくって食べるケーキ「スコップケーキ」からヒントを得て、すくって食べるコロッケ「スコップコロッケ」と彼女は命名したという。
口の中でコロッケに変わる、新感覚の味わい
丸めないので、手を汚さず、時間を短縮。衣をつけて揚げないので、小麦粉や卵、パン粉をつける工程がカットでき、洗い物も少なくて済む。また、揚げないために油はねでキッチンを汚さない、大量の揚げ油は不要、何よりヘルシーといいことずくめだ。
気になるのは味だ。一見、本当にこれをコロッケと呼んでいいのか?と思うが、スプーンで一口すくって食べると気がつく。サクサク香ばしいパン粉とホクホクしたじゃがいもが、口の中でまさにコロッケに変わるのである。この新感覚の味わいには編集部メンバーの誰もが驚かざるをえなかった。記事を配信した途端、「スコップコロッケ」という名前はたちまち広がっていった。クックパッド内でも検索数は配信前と比べて10倍にも伸びた。
そして、2015年11月30日、その1年のおうちごはんを総括するイベント・クックパッドアワード内で行われた「みんなの食サミット2015」。2016年のトレンド予測を、イベント参加ユーザーとクックパッドが一緒に選ぶこのコーナーで、スコップコロッケはクックパッドユーザーの支持を圧倒的に集め、はやりそうなメニュー第1位に輝いた。
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