「カシオペア」は親子旅向け利用で再出発を!

北海道新幹線の開業で運行終了したが…

3月17日15時25分、上野駅13番ホームに入線する寝台特急「カシオペア」。この日の見送りは約500人。ラストラン直前ながら比較的和やかな空気が流れていた(撮影:村上悠太)

3月21日に上野~札幌間の運行を終えた「カシオペア」は、全2階建て、オールA寝台個室の豪華列車だ。1988年、青函トンネルの開通とともに登場したブルートレイン「北斗星」の人気を受け、さらに豪華で居住性の高い「スーパー北斗星」として企画された。

本格的な車両開発が始まったのは1993年。専用のE26系客車が1編成12両製造され、1999年7月から運行を開始した。当時すでに寝台列車の衰退は始まっており、24系25形寝台車の製造終了以来19年ぶりとなる新型寝台客車の登場は、大きなニュースとなった。

ラストランの1本前に乗車!

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機能的ながら広いとは言いがたいカシオペアツイン1階室。慣れるとこの狭さが逆に心地良くも感じる(撮影:村上悠太)

以来16年8カ月――。「カシオペア」は、臨時列車扱いながら定期的に運行される列車としては、最高のグレードを誇る列車として走り続けたが、北海道新幹線の開業に伴い、従来の運行を終了することになった。

その、運行終了間近の「カシオペア」に乗車する機会に恵まれた。3月17日上野発。下りラストラン1本前の列車だ。諦めずにチャレンジして取れたチケットは、スタンダードなカシオペアツイン1階室。オール2階建て客車の「カシオペア」は、見晴らしの良い2階室か、車端部にあり広さに余裕のある平屋室の人気が高い。カシオペアツイン1階室は、A寝台個室とは言え、最も地味な存在だ。その部屋で過ごす19時間は、どんな旅だろうか。

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