いい音を求める人に教えたい「スピーカー学」 たったこれだけで、音が劇的に変わる!
第4に聴き手の位置から見たときの左右のスピーカーの距離です。左右で距離がひどく違っていたりしませんか? 聴き手からの距離が左右のスピーカーで大きく違うと、人の耳はその差を感知してしまい、その結果、左右のスピーカーを同じとみなすことができないのです。
すでになんらかのスピーカーをお持ちで、「うちのオーディオシステムはいまひとつ……」と感じている方は、まずこの辺をチェックしてみましょう。ひとつでも該当するなら、それを改善するだけで「ずいぶん音がよくなった!」と感じるはずです。
部屋の音響特性は「柏手」でわかる!
次に部屋の音響です。音響とは「部屋の中の音の吸収と反射の割合」です。音楽を聴く部屋の音響特性を把握するには、部屋の中でオーディオを聴くとき座る位置(リスニングポイント)の付近で盛大に柏手(かしわで)を打ちます。そして、その音を注意深く聴いてください。ちなみにこれはプロでもやります。
・手元で音が鳴ったように感じる場合
音の反射はそれほど大きくありません。スピーカーと聴き手の間に障害物がなければ、大がかりな部屋の音響調整は必要ありません。
・周りから音が鳴ったように感じる場合
残念ながら音の反射は結構大きいです。しかし、このような場合は、部屋のカーテンを防音(吸音)カーテンにして、カーテンを閉めた状態で音を聴いたり、布を垂らしたり、スピーカーをさらに壁面から遠ざけ、部屋の中央に寄せたりします。すぐに、大がかりな音響調整をする必要はありません。
どうでしょう? こちらも一度確認してみることをお勧めします。もしすでに高性能なスピーカーを所有しているのであれば、なおさらです。
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