日本男児「総伊達男化」という遠大なる野望 これが「東京ファイトクラブ」だ!

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ようやく借金も返済出来、少し余裕が出てきたので、もう一度ファッション業界で挑戦したいと思ったのが今の事業を始めるきっかけです」

TPOに合ったファッションで、人生も変えられる

「その場の趣旨に合った着こなしをするべき。」とまっすぐな眼差しを向けてそう断言する。

「会った瞬間に、服の着方とかヘアスタイルだけでも、この人仕事出来そうとか出来無さそうっていう印象を与えるじゃないですか。例えば、経営者のように影響力を持つ人が、実はその場に適していない格好をしている場合がすごく多いんです。

そう言って、実際にあるお客様のビフォー・アフター写真を見せてもらったのだが、その印象の変わりようは別人かと思う程だ。

ビフォ-:なんとも気怠るそう。見た目年齢は40代半ば位? 仕事で疲弊して帰宅後、ゴミ出しから戻ったサラリーマン感を漂わせている。残念ながら、恋愛対象にはならなさそう……。

アフター:規律の整った色合い、上質な素材、身体のラインに合わせた計算しつくされたスーツ。ぐっと若返り、第一印象は清潔感漂う30代後半の実業家といった感じか。

「まず初対面であなたを見た時、魅力的な着こなしをしていたら、それだけであなたに話しかけたくなるし、もっとあなたを知りたくなる。その後の会話まで変えてしまうものだと思います。手に入れたい成果まで変わってくると思うんです。

「PITTI UOMO(ピッティ・ウォモ)」開催中の一コマ。一番左が原田氏。「世界中のバイヤーが一堂に会する展示会は、本場の着こなしを学ぶ絶好の機会。僕は特にイタリアとブリティッシュの着こなしが好きで、会社のスタイルにも取り入れています。」

ビジネスであれば売上や人脈、恋愛だったら彼氏・彼女とか。せっかく幸せに繋がるものなのに、使い様によっては無意識のうちに自分のイメージを損ねてしまう凶器にもなり得るんです」

そう話す原田氏の元へは、ビジネスの目的だけではなく、合コン用にスーツを新調したいといって相談に来るお客様もいるのだとか。あらゆるシチュエーションに合わせ、その人の魅力を最大限に引き出すスタイリングをしている。

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