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想定外の出費&収入減を甘くみると危険です 2年程度の生活費をキープしておけば安心

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  • 井戸 美枝 ファイナンシャル・プランナー、社会保険労務士
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さらに、会社員には傷病手当金という制度もあります。傷病手当金は、業務外での病気やケガで働けなくなり、会社から十分に給与が出ないときに1年6カ月間まで保障されるもの。日給の3分の2相当額です。

とはいえ、それでも4万5000円を毎月払うことを考えると、家計にとってはかなりの負担です。しかも、病気によって勤務先を変えざるをえない状況に直面するケースもあります。

ちょっと古いデータで恐縮ですが、アフラックが2012年2月に公表した「がんサバイバー向けアンケート調査報告」によると、ガンに罹患した後、勤務先が変わった人は53%にも達しました。この53%の内訳は下記のようになります。

依願退職・・・・・・30%
転職・・・・・・17%
解雇・・・・・・11%
休職・・・・・・7%
希望していない異動・・・・・・6%
希望して異動・・・・・・2%
その他・・・・・・27%

 

3割の人はガン罹患後に収入が減った

さらに、ガン罹患後の収入の変化を見ると、「変わらない」が66%で、「減った」が33%でした。ちなみに1%は「増えた」ということです。どのくらいまで収入が減ったのかというと、

5割以下・・・・・・33%
5割超~7割以下・・・・・・29%
7割超~8割以下・・・・・・24%
8割超・・・・・・14%

 

治療費で月々の負担が重くなるだけでなく、収入が減るおそれがあるわけです。ダブルパンチですね。

さて、こうした事態への対応策ですが、とにかく2年程度の生活費をキープすることです。そうすれば、病気という避けたい現実に直面したとしても、心を乱すことなく治療に専念できますし、家族も安心です。したがって、できるだけ貯蓄のピッチを上げるように心がけることが大事です。

どうすれば貯蓄のピッチが上がるのか、ということですが、それには収入源を増やすのが良いでしょう。共働きは今の30代にとって常識ですが、それに副業を組み合わせるのです。何か得意技のようなものがあれば、クラウドソーシングを活用することによって、ちょっとした副収入を得ることも可能な時代になりました。

最近は副業規定を設けていない会社も増えています。自分が持っているスキルを整理して、収入につなげる方法を考えてみてくださいね。まさに「芸は身を助ける」なのです。

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