ハリウッドで活躍する“アラサー”日本人たち《ハリウッドフィルムスクール研修記3》



 ここで紹介した3人の気負いのなさは、日本人としてのアイデンティティや感性を大事にし、自分だけのフィールドを築きつつあることへの自信から来るものであるように思います。

もうひとつ共通しているのは「謙虚さ」。日本で働き、30歳にもなると、大人の常識が身についてくるにつれて年下の人間の未熟なところが見えてきて横柄になりがちです(まさに現在29歳の私にはその傾向が現れ始めていました)。

シネリンピックやJFFを運営する学生たちからすれば“おっさん”である30歳前後の彼らにアドバイスを求めるのも、過去の経験から助言はしつつも、彼らを大人として扱い、若い可能性をつぶそうとしないことにあるように思われます。

最後に、今回紹介した3人がそれぞれコーディネート(三石氏)・出演(北村氏)・監督(塚越氏)を担当した「シネリンピック」のために製作した告知映像を紹介します。イベント内だけでなく、ロサンゼルスの日系放送局でも流れたコマーシャルです。ぜひご覧ください。
 

  シネリンピック公式CM --霊能カメラマン編


木野下 有市 (きのした・ゆういち)
 1980 年生まれ。慶応義塾大学総合政策学部卒業後、広告会社にて大手飲料・製薬メーカーの広告キャンペーン等を担当。2008 年8 月よりアメリカン・フィルム・インスティテュート(AFI/米国映画協会)大学院にて映画プロデュースを専攻。ギャガ会長・東京国際映画祭チェアマン依田巽氏の寄付で設立されたAFIの奨学金を受け、芸術学修士の取得を目指して勉強中。

《ハリウッド・フィルムスクール研修記》バックナンバー
(2)「営業」だった私がフィルムスクールを選んだ理由 - 09/07/22
(1)ハリウッドの就職事情、インターン探しで見えた米国エンタメ業界 - 09/07/08
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