悲鳴!「マタハラ」はこうやって行われている マタハラ被害者座談会<前編>

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大渕:そんな権限はない人ですよね?

ミキティ:お互い普通の事務員ですよ。私が妊娠して働き方をセーブしたせいで、その分の仕事を押し付けられてるって言い掛かりをつけられました。実際にはその人は今まで通りの仕事しかしてなかったのに。

大渕:会社はかばってくれなかったんですか?

ミキティ:会社はフォローしてくれましたし、働きたい意思があるならずっと続けてほしいと言われました。退職するにしてもボーナスや出産手当をしっかり貰ってからにしなさいとまで言ってくれたんですが、結局その先輩からのストレスに負けて、早い段階で自分から辞めてしまいました。

まだ試用期間だから、と契約を切られた

自分だけまったく仕事を教えてもらえなくなった

タカミ:私の場合は、妊娠がわかったのが転職直後だったんです。全体でも十数人の小規模な会社で、顧客向けの電話対応の仕事をしていました。妊娠したことを恐る恐る上司に報告したら、その時は笑顔で協力するよと言ってくれてホッとしたんです。でも直後から、同時入社の子たちに対すると態度が明らかに変わって、私だけ全く仕事を教えてもらえなくなりました。「タカミさんは電話も取らなくていいからね」って。結局、まだ試用期間だからとそのままあっけなく切られてしまいました。

大渕:それはひどいですね。

タカミ:納得できなくて理由を聞いてみたんですけど、「もともとそういう契約だから労基に相談しても無駄だよ」と言われました。でも、雑談の中で上司たちは「訴えられたら負けるよね」なんてニヤニヤしながら言ってて、わかっててやってるの!?とも思ったんですけど。

大渕:そんな話をしていたんですか!

ミホ:私は住宅会社の広告宣伝部で働いていました。社内に保育所があって、産後に復帰する女性も多かったので、理解のあるいい職場だと思っていました。妊娠を報告した時もみんなに祝福してもらえて嬉しかったです。でも私の場合、吐きづわりがすごくひどくて、遅刻や欠席が続いてしまって……。この職場では、妊娠中も変わりなく働くのが常識だったみたいで、「なんでそんなに気持ち悪いの? おかしいんじゃないの?」って、私の体調の悪さを全く理解してもらえませんでした。「家にいるよりも会社に来たほうが楽だよ」と言われると、本当に辛いのに休めなくなっちゃって……。

大渕自分の体験を踏まえて言われるのは辛いですね。つわりの症状なんて、個人差があるものなのに。

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