馬英九政権がこのように中国との経済関係を進めるのも、台湾経済が不況にあえぎ、いまだ回復の兆しがはっきりしないためだ。特に、2008年央からの世界不況による台湾経済の落ち込みは他国と比べると目立つ。08年7~9月期の台湾の実質GDP成長率は前年比でマイナス1.0%と水面下に転落。さらに同年10~12月期にはマイナス8.6%、09年1~3月期にはマイナス10.2%とさらに落ち込んだ。これは09年1~3月の韓国のマイナス4.2%、香港のマイナス7.8%、シンガポールのマイナス10.1%と比べても、台湾の低迷ぶりが際だつのだ。
■台湾の実質GDP成長率(前年比、%)
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