新米ママパニック!「母性」と「離乳食」信仰 吉田戦車×伊藤理佐夫婦の「産後対談」(2)

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伊藤:そうそう、同業者の西原理恵子さんのお子さんのシッターやってた方で、漫画家の不規則な仕事のこともよく理解しているから、すごい助かるよね。それからずっと、今もお世話になってる。

やっぱり気を使う!漫画家夫婦の共存事情

漫画家夫婦もタイヘンです

吉田:ベビーシッターさんがいなかった頃は、そっちは母乳あげて俺は風呂に入れてっていう感じで、いろいろ分担してやってたよね。だからか、娘が生後半年過ぎた頃、「二人でたまには実家に帰ってくれよ」という気分になったことがあった。

伊藤:すごい帰れオーラが出てたから、「あ、はい、帰ります」って。1週間ぐらい長野の実家に帰ったら、それはそれで楽しかったけど。

吉田:そのときは、少し楽させてもらいました。さびしかったけどね。久しぶりのひとりぼっちだ!って、開放感に浸ってた。

伊藤:すごく嬉しかったみたいで、「長野で仕事すれば」って、仕事用のパソコンまで買ってくれて。そこまでの勢いなのか!とか思いながら、「買って、買って!」ってお願いしたけど。

伊藤:やっぱり、同じ屋根の下で仕事してるとお互い気をつかうよね。台所で音がしたら、「あ、いまお茶飲んでるな? じゃあ後にするか」ってなるし。

吉田:さすがに3食一緒に食うと煮詰まるから、お昼は基本俺が外で食べるようにしてます。台所で何か作ってて見られるとイヤなんで、自分の部屋のカセットコンロでインスタントラーメンつくって食べたりすることも。

伊藤:かと思うと、ヘルシーな料理をつくるのも好きだよね。

吉田:そうやってバランスとってるからね。産後1ヶ月は、俺の好きなように台所を使ってたのに、そっちも主婦の意地で料理をしはじめて、「新居の台所は私のものよ」って主張しだしたから、寂しかった。あと楽だからって、食材お宅配サービスも利用しはじめたのも実はちょっと不満で。スーパー好きの俺が買い物して何かつくるっていう流れが、乱されてきたんだよね。

伊藤:えー、今までなんで宅配にしなかったんだろ?って私は思ったけど。すごく楽だから。

吉田:言ってくれれば、俺が買ってくるのに。

伊藤:いや〜、言えないって。仕事してるとき、「ネギ買ってきて」とか言えないよ? すごい怒ると思うよ。

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