世界の「サメ被害」、2015年は過去最多の98件 人とサメ双方が増えていることが要因
[オーランド(米フロリダ州) 8日 ロイター] - 2015年のサメによる被害は98件となり、2000年に記録した過去最高の88件を更新した。人とサメ双方が増えていることが要因という。
8日に公表された「国際サメ被害目録」(ISAF)によると、死者は6人で、ハワイでシュノーケルをしていた人が1人、インド洋上のレユニオン島沖で2人、このほかオーストラリア、エジプト、ニューカレドニアで各1人となっている。
ISAFを統括するジョージ・バージェス氏は、15年の死亡例は前年の2倍となったが、過去10年の平均水準とほぼ同じだったと分析した。ISAFは1958年に開始され、現在は米フロリダ大学内でまとめられている。
バージェス氏は被害増加の原因として、サメと人の両方が増えていることを挙げた。また、海水温の上昇でサメの生息範囲が拡大し、米国での被害海域が北上していると指摘した。
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