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マイクロソフトが海底に狙いを定めたワケ 「海中データセンター」は無謀な挑戦ではない

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プロジェクト・ナティックのメンバーのベン・カトラー(左)と、ノーマン・ホイッティカー(右)(2016年1月29日、ワシントン州レドモンドの会社の本部にて)(写真:Matt Lutton/The New York Times)

「初めてそのアイデアを聞いたときは、『水と電気を組み合わせる?とんでもない』と思った」と、プロジェクト・ナティックのメンバーで、コンピュータデザイナーでもあるベン・カトラーは言う。

「でも考えれば考えるほど、道理にかなっている」

高まる集中コンピュータ処理の需要

海中データセンターは、環境懸念や不測の技術問題を生じさせる恐れがある。だが、マイクロソフトでは、コンテナを大量に用意すれば、現在2年かかる新しいデータセンターの構築時間を、わずか90日に短縮して、莫大なコストを削減できると考えている。

海中サーバーは、インターネットの接続スピードを速くする可能性もある。現在の世界では、人口の多くが海に近い都市部に住んでいる。これに対して、データセンターは人里離れた僻地に設置されることが多い。サーバーがユーザーの近くに置かれれば、接続スピードも速くなるはずだ。

「大手クラウドプロバイダーは長年、環境に優しいエネルギーだけでなく、環境を有効活用できる用地を探してきた」と、カリフォルニア通信・情報技術研究所のラリー・スマー所長は指摘する。

デジタルエンターテインメントや、モノのインターネット(IoT)の急速な発展を受け、集中的なコンピュータ処理のニーズは飛躍的に高まっている。マイクロソフトは、世界100カ所以上にデータセンターを持つが、その数を急速に増やしている。すでに150億ドル以上を投じて、グローバルなデータセンター・システムを構築しており、そのシステムの恩恵を受けるオンラインサービスは、200社以上に上る。

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