(第2回)オフィスで遭遇する「ストレッサー」を軽くするコツ

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(第2回)オフィスで遭遇する「ストレッサー」を軽くするコツ

亀田高志
 人間には無意識に同じことを繰り返すクセがある。これが「習慣」である。ストレスマネジメントのコツは日頃のストレス対処を習慣にすることである。はじめる当初は努力が要るが習慣になれば無意識にできるようになる。オフィスのストレッサーに上手く対応できればストレス反応を小さくできる。今回は、その必要性とストレッサーへの対応を習慣化させるコツを紹介しよう。

●仕事要因や職場環境と不調の関係

 オフィスで遭遇するストレッサーへの対処は軽視できない。次のようなつらい状況で、メンタルヘルス不調が起きることを示した調査がある。男女差も指摘されている。
どのように仕事をするかという自由度がない状況
 ・男性ではメンタルヘルス不調を生じやすい。
 ・女性ではアルコール依存のリスクが高まる。
いくつもの仕事で締め切りに追われ、優先順位もつけられない状況
 ・男性も女性もメンタルヘルス不調のリスクが高まる。
 ・男性では運動習慣が少ないことと不調が関連する。
たくさん、労力をかけたのに上司が認めてくれない状況
 ・男性ではアルコール依存のリスクが高くなる。
 ・男性も女性もメンタルヘルス不調のリスクが高まる。
 ・女性で運動習慣が少なくなって不調に陥る可能性がある。
上司や同僚の理解とサポートがない状況
 ・男性も女性もメンタルヘルス不調のリスクが高まる。
 ・反対に上司からのサポートが適切なら不調を防止する効果が期待できる。
仕事の仕方やさせ方が悪い状況
 ・従業員の病欠が増える。
 以上のような状況だからといって、すべての人が不調になるわけではない。しかし、不調にならないまでも、活力や仕事の生産性が低下することもある。ストレッサーへの対応は重要なことなのだ。

●仕事要因がストレッサーの場合

 目の前の仕事が、単調、バラバラで意味を見出しにくく、スキルを活用できないことはストレッサーである。業務負担が過重か、反対に過小なこともストレッサーになる。時間的な面では、締め切りに追われることやプライベートも保てない長時間勤務はストレッサーである。意思決定に参加できないこともストレッサーになり得る。
 このような仕事内容に関する問題は、自分の力である程度は解消できる。例えば、単純で意味のない仕事だと感じたら、意味を見出すために事業全体を見渡してみるとよい。上司や先輩と話し合うこともできる。業務が多すぎるなら、その理由を検討するよい機会と捉えられる。無駄がないか、誰かと分担できないか等、検証すればよい。締め切りが厳しいなら、期日を延ばすよう働きかける。意思決定にはどんどん参加したほうがよい。ストレスを軽くして、モチベーションも維持しやすい。
 いずれも、客観的に見るとできそうなことだが、当事者になると難しい。けれども忙しい毎日でも、意識すればできる対応である。

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