「おみくじ」の真実をどれだけ知っていますか 思わず話したくなる蘊蓄100章

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21 天海は夢枕にたった元三大師のお告げを受けて「元三大師百籤」を発見したという伝説が残る

22 元三大師百籤は「観音籤」とも呼ばれる

23 元三大師百籤は江戸時代以来、とくに寺院で授けるおみくじとして現在もポピュラーな存在となっている

24 江戸時代の生活百科ともいえる『大雑書』には吉凶やくじ箱の作り方が記載されている

箱から1本の棒をひくのがポピュラーなおみくじ(写真 : 白熊 / PIXTA)

25 ほかに戸隠神社や大原三千院もおみくじ発祥の地と伝えられている

26 寺のおみくじには漢詩が、神社のおみくじには和歌が添えられることが多い

27 一般におみくじの縁起の良い順番は7段階の場合、大吉>中吉>小吉>吉>末吉>凶>大凶

28 12段階の場合は、大吉>中吉>小吉>吉>半吉>末吉>末小吉>凶>小凶>半凶>末凶>大凶

29 おみくじの吉凶のひとつとして「平」が出るケースもある。その意味は「普通」「運勢の変動が少ない」

30 独自に「後吉」「大上吉」「大悪」を設けている社寺も

おみくじを作っている会社

31 吉凶の分け方や割合は寺社によってさまざま。縁起が悪いと苦情があるため大凶や凶を抜く寺社もある

32 東京都内776カ所の神社仏閣のうち、おみくじに大凶が入っているのは31カ所というデータもある

33 大吉の上に「大大吉」がある場合もある

34 初詣で近畿地方の社寺で最多の参拝者が集まる伏見稲荷大社では「大大吉」のおみくじがごくまれに出る

35 伏見稲荷大社のおみくじの吉凶の種類は17種類。「凶後吉」「吉凶不分末吉」「吉凶相交末吉」などもある

36 浅草寺をはじめとする古社寺は「元三大師百籤」をベースとしたおみくじを使用していることが多い

37 浅草寺の吉凶の割合は、今も「元三大師百籤」の流れをくんで、大吉17%、凶は30%。吉16%、末吉6%、末小吉3%、半吉4%、小吉4%となっている

38 大吉の確率は、成田山で約18%、川崎大師では約17%

39 正月の期間は大吉を増量する寺社もある

40 現在、おみくじの6割以上が山口県周南市にある女子道社で作られている

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