現在、小・中学校の1学級当たりの定員は、義務標準法(公立義務教育諸学校の学級編制及び教職員定数の標準に関する法律)により、上限が40人となっています。この「上限40人」というのは、1980年度から1991年度にかけて実施された「第5次教職員定数改善計画」で45人学級から40人学級へと引き下げられてから約40年続いてきたものです(2011年に小学1年生、12年度に小学2年生に35人学級を導入)。そうした中、20年12月、政府は公立小学校の全学年について1学級35人に上限人数を引き下げ、少人数学級化を進める方針を固めました。21年度から5年かけて学年ごとに段階的に移行させます。