2月も終わりに近づき、就職活動の本番が目前に迫っている。3月1日以降、ますますあわただしくなるはずだ。残りわずかの間に、できるだけ企業研究を進めておいてほしい。
モノやサービスの値上げが相次ぐ中、会社選びにおいて、高い給料が確保できるかどうかは、誰もが気になるところだろう。だが、企業の新卒採用ホームページを見ても、初任給しか掲載されていないことが多く、実態がつかみづらいのが現状である。
そこで参考にしたいのが、「平均年収」だ。しかし、この平均年収、上場会社であれば『会社四季報』や有価証券報告書で確認できるが、未上場で開示している会社はごく限られる。また、持ち株会社が上場している場合、実際の勤め先となる事業会社のそれとは、異なることも多い。
未上場会社も含めた年収ランキング
ここで活用してほしいのが、『就職四季報2019年版』(総合版、女子版、優良・中堅企業版が発売中)だ。上場・未上場の区別なく平均年収を掲載しており、さらに総合職と、非現業、それぞれの平均年収を調査している点が大きな特徴である(総合版は総合職平均を優先的に掲載)。
今回、総合版の掲載会社1293社のうち、「平均年収」が開示されている1113社の中から、「平均年収が高い」上位300社をランキングとして集計した。ここでランキングを紹介したい。
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