「フェラーリ458スパイダー」との生活とは? 4人の高級車オーナーとドライブデート<3>

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けやき坂にフェラーリの重低音が鳴り響く

けやき坂を駆け上っていくフェラーリ 458スパイダーの重低音は凄まじいものだ。車体のデザインは、もはや移動手段の車の域を越えて、計算尽くされた芸術品。

ここで図々しくも年商を聞いてみたのだが、二桁に近い億単位の数字が返ってきた。芸能人で言えば週刊誌に「イケメン青年実業家と玉の輿結婚」と報道されるレベルだ。この人と結婚したら、と一瞬妄想の世界へ誘われた。

美しい物に目がないが、時には葛藤も……

さて、気になるのが、フェラーリ君のおカネの使い道。

「貧乏な家に生まれた」と説明する彼は、高い買い物を目前にして自分みたいな人間が買っていいのか?と今でも葛藤を感じる時があると言う。

「電化製品と家具には目がなくて。最近は『バング&オルフセン』の音響が入った300万のテレビを買っちゃった。一見、普通のTVと違いはわからないんだけど(笑)。家具は青山にある『Minotti』と恵比寿にある『arflex』を3か月に1回くらいのペースで見に行くよ」

美しいものに囲まれたい、というフェラーリ君だが、Miss●●とかモデルといった美女は既に見慣れてしまっていて、どんなに性格と外見が合格点でも、他にもいい子がいるかも、と無意識に感じてしまうのが悩みだという。

それはともかく、彼の仕事に対する姿勢はとにかく徹底している。「中途半端」の一文字も想像出来ない男だ。

「30代になると1000万近く稼ぐサラリーマンの友達も出てきてね。会社を起業してから、一機に抜いた時期があったんだ。どうしたらそうなれるのか聞かれるんだけど、捨てる勇気があるからじゃないかと思う。1000万で満足するか、さらにその上を目指すか。1000万を捨てる勇気が無いからもう一歩上の挑戦が出来ないんだ」

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