TKO木本、歴代首相の実像を御厨先生に学ぶ

「橋本龍太郎さんの功績は大きかった」

今回は、戦後の「日本の歴代首相」について学びます。
TKO木本武宏がTKO(東洋経済オンライン)に弟子入り。第2タームの最終回は、戦後歴代の首相についてです。スキャンダルでスグに退陣してしまった宇野宗佑さんから、今の安倍政権まで。引き続き、テレビでもおなじみの政治学者、御厨貴教授にお話を聞きました。静謐な空気の東大駒場キャンパスの歴史ある建物で、熱い講義を受けて、さらにかしこになれました?!

宇野首相のこと、覚えていますか?

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木本:歴代の総理大臣の功績を知りたいんです。田中角栄さんの話はよく聞きますし、本も読みました。じゃあ、たとえば宇野さんって何しはったんやろう?

御厨:宇野宗佑さんは、在任わずか2カ月でしたね。自民党が落ち目の時で、本来の候補ではなかったけれど、通産大臣も経験し、当時は外務大臣。欧米の常識では総理に何かあれば、外務大臣か大蔵大臣経験者が後に座るのは当たり前。ショートリリーフであれ、総理大臣は勤まるだろうと選ばれた。そのことじたいは間違っていない。問題はすぐにピンクスキャンダルに見舞われたこと。で、直後に参議院選挙だから、散々に叩かれた。

木本:最悪のタイミングだったと。

御厨:可哀想だったのは選挙戦でどこからも応援演説の声がかからず、ずっと首相官邸にいたこと。選挙の最中に首相が官邸にいるなんてことは普通ありえない。田中角栄なんて、ヘリコプターでさっと駆けつけてましたからね。

木本:「政権の顔」ですものね。

御厨:ピンクスキャンダルのオジサンで、別れ際悪くて、相手が手記出して致命傷に。本来ならば、一定の功績は上げられたはずです。

木本:たとえば中曽根さんの後で言うと、すごいのは宮澤喜一さん?

次ページ宮澤さんは究極の政局オンチだった
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