残念ながら民主党復活への道のりは遠い

野党は何をどうやって訴えるべきなのか

今の野党はなぜダメなのでしょうか?
皆さん、2016年の仕事始めいかがおすごしですか? 日本の政治をテーマにした、第2タームの3回目の対談は、「野党は何をやっているのか?」です。民主党が政権から落ちて3年が経ったけど、もう復活することはないんでしょうか? 今回も東京大学の御厨貴名誉教授に、わかりやすくお話ししてもらいました。

民主党はハッタリをかませ!

この連載の過去記事はこちら

木本:御厨先生、民主党は一回政権取ったのに、今はめちゃくちゃ支持率低いじゃないですか。今後どうなるんでしょう。

御厨:いまの民主党の支持率は8%ですね。「安倍政権のほうが、前政権よりもまし」という感じなのだと思いますが。

木本:「最悪どっちを選ぶのか?」という消去法ですよね。民主党は「もう一回政権を奪ってやる」という志はあるんですか?

御厨:心が折れそうになっているなあ、と僕はみています。維新の党と統一会派を作りましたが、組んでようやく92議席。本当は三桁欲しかったんだろうけど……。岡田党首について「この人、志が低いなあ」と思ったのは、三桁でようやくかつての社会党と同じ第一野党。「第一野党でいい」と、今言ってはいけない。それでは社会党と同じで、政権は取れない。うそでも「政権奪還を目指す!」と言わないといけないと思います。

木本:ハッタリをかまさないといけないんですね。

御厨:言うか言わないかだけで、違います! そこに関して野党はハッタリを言っていい。夢を語ればいいのだけど、3年3カ月与党をやっている間にくたびれ果てたんですね。「与党疲れ」があるわけです。

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