ソニーらしいやんちゃな組織にしたい--ソニー・根本章二R&D担当執行役《キーマンを直撃》

ソニーらしいやんちゃな組織にしたい--ソニー・根本章二R&D担当執行役《キーマンを直撃》

長らくヒット商品に恵まれず、エレクトロニクス事業の苦境が続くソニー。目下、進めているのが事業売却を含む1万人の大リストラだ。

逆風が吹き荒れる一方、新たなプロジェクトも動き出している。7月にコーポレートR&D部門を設立し、エンジニア100人を集めた「ソニーらしいやんちゃ集団」で新規事業の創出を目指すという。今年4月からソニーのR&D部門を統括する根本章二執行役EVPに狙いを聞いた。

--ソニーから長らくヒット商品が出ていない理由を、どう分析していますか。

少しお客様から遠くなってしまったかなと思う。社員が内向きになって、自分のテリトリーを定義して、それを掘り下げることに終始したかな、と。個々のアイデアは面白くても、つなぐ努力とか違った見方をするような人が少なかった。独りよがりだったという気がしています。

ソニーの社員は、もっと素直な気持ちで環境の変化を認識する必要があると思います。違う考えを持っている人と話したり、たとえば中国へ行ってお客様の購買パターンをじっと見てみたりすることも大事。さまざまな面で接点が足りていませんでした。

--新事業創出に向けたチームの狙いは。

ソニーらしいやんちゃな組織にしたくて、100名くらいの規模にしました。開発のコンセプトはトップダウンで与えますが、机の下に隠しているようなアイデアを引き出すボトムアップもやってみたい。

今、社内には100以上の面白いアイデアがあって、年内に5つ程度をスタートさせるつもりです。今回の組織はエンジニアが中心ですが、電機やケミカル、材料、医学など分野はさまざまで、別に日本人じゃなくてもいいと思っています。違った領域から変わった人達が集まることで、プロジェクトマネージメントといった全体をリードできるリーダーシップを発揮できる人物が出てきてほしい。

ビジネスの人気記事
トピックボードAD
関連記事
  • コロナ後を生き抜く
  • ぐんぐん伸びる子は何が違うのか?
  • 岡本幸一郎の自動車情報発信局
  • インフレが日本を救う
トレンドライブラリーAD
アクセスランキング
  • 1時間
  • 24時間
  • 週間
  • 月間
  • シェア
トレンドウォッチAD
銀行 地殻変動<br>先で待つ「不良債権地獄」の恐怖

コロナ危機を受け、銀行は政府の支援の下、積極的に「傘」を差し出し、融資をしています。しかし融資先には「危ない企業」も含まれ、下手をすれば不良債権によって屋台骨を揺るがしかねません。自ら大きく変わり始めた銀行の近未来を占います。