朝のワイドショーは民放4局でこんなに違う 「とくダネ!」「スッキリ!!」などが真っ向激突
前番組の生活情報という保守的な内容から一転して、「イチかバチかで戦いを挑む」姿勢は、明智光秀型。「まずは果敢な挑戦で3日天下をつかんで、それから家康型、秀吉型、信長型に切り換える」ことができたら、裏番組のファンを奪えるかもしれません。
おすすめは2段階に分ける視聴方法
『とくダネ!』の社会的な論点、『スッキリ!!』の女性マーケティング、『モーニングショー』の消費者目線、『ビビット』のギャンブル。同じように見えて、実はコンセプトやターゲットは大きく異なります。
それだけに視聴者サイドとしては、「どの番組を選ぶか?」という視点ではなく、もっと柔軟に見てもいい気がします。たとえば、「好きなMCの番組を毎日見る」のではなく、「コメンテーターの顔ぶれで、見る番組を曜日ごとに変える」、「ビジネスに関連したコーナーをリレーしながら見る」という見方もアリ。
ちなみに私の基本パターンは、8時に「『スッキリ!!』『モーニングショー』『ビビット』のトップニュースが何か?」をサラッと確認して、すぐに『とくダネ!』の「小倉が斬る!ニュース」を見てから、気ままに4番組をザッピング。各番組の個性が大きく分かれる9時台に入ったら、『モーニングショー』の『継ぐ女神』(火曜)や、『スッキリ!』の『スイーツ真壁のうまいッス!!』(金曜)など、曜日ごとのお気に入りコーナーを見るという、8時台と9時台の2段階に分ける視聴方法と採っています。
また、『とくダネ!』の『脳活Jonny!』、『スッキリ!!』の『エンタメまるごとクイズッス』、『モーニングショー』の『羽鳥のニュースもう1本』、『ビビット』の『犬猫動画コーナー』など、番組終了前の9時40~50分ごろに放送されるミニコーナーも、ワイドショーの密かな醍醐味。これらも各番組のコンセプトやターゲットに沿って作られたものですが、視聴者サイドとしては、番組のイメージや好き嫌いを度外視して、それぞれのコーナーを楽しめばよさそうです。
2015年のワイドショーも残り一週間あまり。あなたも各番組のコンセプトやターゲットを意識しながら視聴してみてはいかがでしょうか。
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