EVの燃費向上や産業用ロボットの小型化などにつながる安川電機の新技術とは
インバーター単独での小型化は他社も手掛けているが、コンバーターとの一体型を小型化したのは安川電機が初めてという。安川電機はインバーターで世界首位、産業用ロボットやサーボモーターなども手掛け、この分野における技術ノウハウを豊富に持ち合わせている。装置を一体型にすることで、モーターをより安定的に駆動させることができるという。
(次世代ドライブシステム=左=と従来の汎用インバータ、体積がまるで違う)
表舞台からは見えにくいが、この技術が具体的な製品に採用されるのは2014年度ごろになりそうだという。ただ、「まだ具体的なアプリケーション(適用方法)は設定していない」(技術開発本部・エネルギー変換技術グループ長の筒井幸雄氏)。
今後、さらなる小型化が進めば、ロボットにこの装置を埋め込むことも可能となる。ヒューマノイド(人型)や介護など向けのサービスロボットの高性能化にもつながるという。ただ、実際の製品の適用にはコストの壁がまだまだある。どれだけ広く普及することになるかは未知数だ。
記事をマイページに保存
できます。
無料会員登録はこちら
ログインはこちら
印刷ページの表示はログインが必要です。
無料会員登録はこちら
ログインはこちら
無料会員登録はこちら
ログインはこちら