「太らない」ために覚えておきたい食事の常識 カップの焼きそばとラーメン、太るのは?
ですから、スリムな体の維持のためには、血糖値の急上昇を予防して、無駄なインスリンの分泌を抑える必要があるのです。カップラーメンやパンなどの炭水化物中心の食べ物は、食後の血糖値が上がりやすいため、食べ方にひと工夫が必要です。
では、先ほどのカップラーメンを太りにくくするならどうするか?
・手間をかけずに野菜炒め用カット野菜+卵をプラス
いちばん簡単に血糖値の急上昇を抑える食べ方は、炭水化物だけでなく野菜も一緒に食べること。インスタントのラーメンや焼きそばを太りにくくチェンジするなら、カップの製品より「袋麺」+「野菜」がおすすめです。野菜に含まれる食物繊維は、血糖値の上昇を緩やかにしてくれます。麺類では難しいかもしれませんが、定食スタイルならば、野菜の料理から先に食べると効果的です。
焼きそばの場合も、チルドの焼きそばに上記のような具を入れてさっと炒めるだけで、カップ焼きそばよりもずっと栄養バランスがとれます。野菜も使いきりのカット野菜を使えば、無駄にすることはありませんし、包丁・まな板も使わず、カロリーカットしたうえに栄養もとれて一石二鳥です。
問2:牛丼と天丼、より太るのはどっち?
牛丼店や天丼店は、時間のないときにお店にパッと入ってすぐ食べられ、ファストフード感覚で使えるのが利点。働く人たち御用達のお店といえます。それでは、「牛丼」と「天丼」では、どちらがより太りやすいでしょうか?
正解は「天丼」です。
同じ丼ものでも、2つのカロリーを比べてみると、牛丼の約700kcalに対して、天丼は約850kcalと、天丼のほうが高カロリー。天ぷらは、唐揚げやフライなどの揚げ物の中でも、実は油を吸収する量がいちばん多いのです。中でもかき揚げは衣をたっぷり使うので、吸油率が最も高くなります。海老天丼よりも、野菜をメインで使うかき揚げ丼のほうが多少ヘルシーなように思いますが、実際はそうではありません。
一般的に、丼物はごはんの量が多く、主菜・副菜・汁物がそろう定食に比べて栄養バランスがとりづらくなります。ごはんの量を比べてみると、茶碗1杯が約150グラムなのに対して、牛丼店の並盛りは約260グラムもあります。太りたくない人には、不向きなメニューといえるでしょう。
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