「太らない」ために覚えておきたい食事の常識 カップの焼きそばとラーメン、太るのは?
それでも、仕事の合間にサッと昼食を済ませなければならないときは、なるべく太りにくい丼ものを選んだり、食べ方を工夫したりすることはできます。丼ものを選ぶときの小ワザをお教えしましょう。
・なるべく具だくさんな物をチョイス
丼物は肉や魚がメインのものが多く、野菜不足になりがち。栄養バランスを考えたら、野菜も、肉や魚も一緒にとれるような「具だくさん」の丼ものを選ぶのがベスト。たとえば中華丼やビビンバ丼などがおすすめです。
・外食でも野菜をうまくプラスする
牛丼店や和食店で、サラダや野菜の小鉢が選べる場合は、迷わずプラスしたいところ。先ほども少し触れたように、丼を食べる前に、まず野菜から食べるようにすると、血糖値の急上昇を防げます。味噌汁も選べるなら、けんちん汁などの具だくさんの汁ものを。野菜をプラスした分、ごはんを少なめにしてもらえば完璧です。
ちなみに、「牛丼」と、同じく働く人に人気の高い「ポークカレー」を比較すると、約700kcalの牛丼に対し、ポークカレーは約750kcalと、ポークカレーのほうが高カロリー。欧風カレーのルーは、油と小麦粉が主原料なので、どうしても脂質が多くなります。カレーを食べるなら、欧風カレーよりもインドカレーのほうがおすすめ。インドカレーはスパイスもたくさん使っているので、代謝を高める効果も期待できます。
問3:もつ鍋とカキ鍋、より太るのはどっち?
寒い冬に体も心もあったまる鍋料理。忘年会や新年会で鍋を囲む機会も多いでしょう。ニラもたっぷり入った「もつ鍋」と、この時期、特においしいプリプリのカキを煮込んだ「カキ鍋」、太りやすいのはどっちでしょう?
正解は「もつ鍋」です。
もつ鍋とカキ鍋のカロリーを比較してみると、もつ鍋1人前が約280kcalなのに対して、カキ鍋は約180kcalと、もつ鍋のほうが高カロリーになります。もつは、代表的な部位である豚の小腸100グラムあたり171kcalなのに対し、カキは100グラムあたり91kcalと低カロリー。脂質の量で比べても、カキはもつの約1/5量と、とてもヘルシーな食材です。ほかにもカキには、アルコールの分解を助けてくれる「タウリン」が豊富なので、二日酔いになりやすい人や、お酒が好きな人にもおすすめです。
「もつ」と「カキ」でカロリーの差があるとはいっても、鍋料理はたいていどれでも、ほかの料理と比較すれば低カロリーなうえ、旬の野菜や魚介類、豆腐、きのこ類などをバランスよく食べられるメニューです。
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