ここでいうアウトプットとはコミュニケーション方法のことです。
以前、日系企業の外部業者さんと仕事で話していると、相手方が「そう思ったからそうしたんです」とおっしゃられたことがあり、
もう!?!主語!述語!目的語!全部!どれ!?
と困惑したものです。
日本語はあいまいな言語なので、これでもコミュニケーションが通じてしまうので困りものです…。
外資系企業の場合、ゆるふわっとしたコミュニケーション方法では、往々にして上司に激ツメされます。
論理的かつ簡潔なコミュニケーションで効率性を高めることがよしとされるからです。
そのため、人に説明する時や質問する時に、自分だけがわかる言葉を無意識に使うのはご法度で、簡潔かつ論理的なアウトプット方法が求められるのです。
効率性ばかりを求めていくと、今度は「温かみ」というものが無くなってしまいますが、そこはまた、個人の力量が試されるところになるのかもしれません。
きつい一言も、どう受け取るかはあなた次第
外資系企業だと、上司にメールを送った際に、
「直せ」
などというきっつい1行メールが来ることが多々あります。こんな時、
「ひ…ひ、ひどい!!」
と傷つくか、
「そうか、この説明方法だと通じないのか」
と考えるかで、だいぶその後のコミュニケーション方法が変わってきます。
モラハラはもちろん許されるべきことではありませんが、相手が言ったことにいちいち傷ついていたら心を消耗してしまいます。
過敏に反応するよりも、アウトプットの受け取り方を変えてみる。相手が言葉の裏で「何を伝えたいのか」を考え、自分の何が足りないのかを知ることで、コミュニケーションの方法を改善していくほうが、ずっと合理的ではないでしょうか。
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