ファッション誌トップシェア、宝島社の女性誌マーケティングの秘密(上)
『sweet』が100万部を突破した際には、都内の人気買い物スポットである渋谷と原宿を結ぶ無料ショッピングバスを運行した(タイトル横写真)。バス内では、『sweet(スウィート)』オリジナルラジオを流したり、乗客にはオリジナルのブランドアイテム(付録)を進呈するなど、顧客の期待以上のサプライズを提供した。この取り組みは大変な話題を呼び、『sweet』のロゴをラッピングしたバスとともに、イベントの様子がテレビと新聞で報道され、大きなPR効果を生んだ。
40代女性を対象とした『GLOW』の創刊時は、「宝島社から、すべての40代女性へのプレゼント」のコンセプトで、松屋銀座の建物に巨大なリボンのラッピングを施し、40代女性400名にルビーをプレゼントする企画を展開、NHKをはじめ各テレビ番組で大きく取り上げられた。創刊号は30万部を4日で完売。現在は毎号40万部を発行、さらに部数を伸ばしており、新しい40代市場の開拓に成功している。
松屋銀座の建物に巨大なリボンのラッピング
※次回[中]は8月10日掲載予定です。
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