20代女子が熱狂、インスタグラムの正体

ユーザーは世界で4億人超。広告も本格始動

インスタグラムは2010年、米グーグル出身のケビン・シストロムCEOと、マイク・クリーガー氏が共同創業した。同年10月に「iPhone」向けアプリを投入すると、1年足らずで1000万ユーザーを獲得し、爆発的に成長。12年4月には米フェイスブックが10億ドルで買収している。

その後も成長を続け、月間アクティブユーザー数は全世界で4億超(9月)と、ツイッターの3.2億(同)をも上回った。日本国内でもユーザー数は、810万(6月)を突破している。

この快進撃に、企業も熱い視線を送る。インスタグラムの投稿は販促や実店舗への送客に活用できるため、若い女性にリーチできるメディアとして、マーケティング担当者が注目しているのだ。

アパレル、飲食店が活用する

実際、女性向け情報サイト「BWRITE」の調査(9月)によれば、20〜30代女性の4割がインスタグラムを利用していると回答。有名人をフォローしているのは全体の6割で、うち19.5%が「有名人が投稿した商品を購入した」と答えた。「一般の人が投稿した商品を購入した」人も22.1%に上る。

すでに多くの企業がインスタグラムを活用したキャンペーンに乗り出している。特に多いのは、写真で訴求しやすいアパレルやインテリア、美容系などの商材だ。そのほか、食品メーカーや飲食店なども活用している。

キャンペーンでは美しい写真をユーザーが積極的に投稿する仕掛けが重要になる。たとえば、ファーストリテイリングが展開する「GU(ジーユー)」は、ファン向けのコミュニティ「GU-MANIA(ジーユーマニア)」でインスタグラムを活用している。

ユーザーはまず、メンバーとして登録し、「#GUMANIA」のハッシュタグをつけて写真を投稿。GU商品のコーディネート写真を投稿することによって、プレゼントがもらえたり、GUのサイトで紹介されたりする。

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