実録!ニューヨーカーはこうして恋人を探す 映画のようなロマンチックな出会いはない

✎ 1〜 ✎ 3 ✎ 4 ✎ 5 ✎ 最新
著者フォロー
ブックマーク

記事をマイページに保存
できます。
無料会員登録はこちら
はこちら

印刷ページの表示はログインが必要です。

無料会員登録はこちら

はこちら

縮小

一方、20代の男女から支持を得ているのは、Tinder(ティンダー)というカジュアルな出会い系アプリ。グラインダーのような直接的な目的ではなく、友達感覚で自分の好みの人を探せます。こちらも、GPSを利用したサービスで、一定の距離内にいる利用者の写真をスクロールし、好みの相手がいたら「いいね!」することが可能(スマホで右にスワイプします)。相手も「いいね!」をしてくれれば、はれてやり取りができるという仕組みです。

また、ニューヨークという多国籍・他人種な土地柄、特定の国籍や人種に特化した出会い系アプリやサービスもあります。たとえば、アジア人女性限定とアメリカ人男性など、かなり「絞った」お相手探しができるわけです。

アメリカ人男性が日本人女性を選んだワケ

私の友人のユミコ(仮名)は、日本人女性とアメリカ人男性限定の婚活イベントに参加しました。彼女が参加したときは、白人、黒人、アジア人男性と人種もさまざまで、年齢も下は35歳から上は60歳までそろっていたそう。

参加者総勢20名。レストランで行われた小さな会で、彼女は白人男性と出会い、その後めでたく交際開始。しばらく経って、イケメンの彼がなぜ、わざわざイベントに出たのか尋ねると、「これまで付き合ってきたのは中身のない女性ばかり。家庭を築くには見た目ではなく、アジア人のように働き者で頭のよい女性が自分似合っていると気がついた」との答え。「じゃぁ、私の見た目は関係ないのか!?」とも思ったそうですが、その後結婚し、今ではかわいい子供にも恵まれており、これも笑い話となっています。

日本でも都会に住んでいれば、ニューヨークと大きく状況は変わらないでしょう。「忙しくて出会いがない!」という悩みは万国共通だと思います。ただ、待っていても恋愛は向こうからやってきません。そうであれば、ニューヨークの男女のように、アプリや婚活イベントを利用して、積極的に「求める」のもありかもしれません。出会ってダメならくよくよせず次に進む。恋愛でもビジネスでも、行動的にそして前向きにいきましょう!

ミサコ・ロックス コミック・アーティスト、モチべーショナルスピーカー

著者をフォローすると、最新記事をメールでお知らせします。右上のボタンからフォローください。

コミック・アーティスト、モチべーショナルスピーカー

Misako Rocks! 本名高嶋美沙子。法政大学在学中に奨学金派遣留学で渡米。卒業後人形師を目指してNYに渡るも、うまくいかず挫折を繰り返す。NYで中学校の美術講師、ホームレスなどを経て、2006年コミック・アーティストとしてデビュー。

ディズニー・ハイペリアン出版社から2作出版。自身の初恋・留学体験をつづった"Rock and Roll Love"は、NY公立図書館が選ぶベスト・ティーンズ・ブックリストの一冊に。その後、ヘンリー・ホルト出版から初のシリーズ作"Detective Jermain vol1"を出版。英国漫画誌DFC Bug Clubの連載作品"Peach de Punch!"がアジア向けの英語教科書に採用される。

全米各地の小中高校や、コロンビア大学、プリンストン大学、メトロポリタン美術館などで講演会・ワークショップを精力的に開催している。

ホームページはこちら。著書に「理由とか目的とか何だっていいじゃん!チャレンジしなくちゃ後悔もできない!」「もうガイジンにしました」(ともにディスカバー・トゥエンティワン)。アメブロに4コママンガブログ「ミサコ・ロックス!NY毒舌ライフ」も連載中。

この著者の記事一覧はこちら
ブックマーク

記事をマイページに保存
できます。
無料会員登録はこちら
はこちら

印刷ページの表示はログインが必要です。

無料会員登録はこちら

はこちら

関連記事
トピックボードAD
ライフの人気記事