これが真実!「部活をやる子は勉強ができる」 最初の「親の働きかけ」で両立は成功する

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このように、本来、部活は青少年の心身育成にとって重要な要素のひとつであるにもかかわらず、一方で、いきすぎた部活動があることも事実です。そして、本人の体力、精神力を鍛えてくれるものであるのか、またそれを超えてしまっているものなのかは、個別で見ていかなくてはなりません。

しかし、改めて申し上げますが、どのような生徒、ケースに対しても共通して言えることは、

「成績が下がるのであれば、部活動を即辞めたほうがいい」

ということです。

両立成功のカギは「中1・4月」の約束

もし、いきなり「成績が下がったから、今すぐ部活をやめなさい!」と言っても、子どもはそうそう納得しません。ですから、部活動に入るとき、つまりは中1の4月などの時点で、子どもとの間で約束事を作るのです。

「もし成績が下がった、勉強をやらなくなったという状態になったら、部活動は辞める」という約束です。その理由は、「学校には部活を目的として行っているのではない」というものです。

この事前の対応の効果もあって、私の周囲では、実際には途中で部活をやめることになったというケースはほとんどなく、多くの生徒は最後まで勉強と部活を両立して頑張りました。ですから、冒頭に書きましたように「部活動をしっかり頑張っている生徒は学力が高い傾向にある」という状態になれたのかもしれません。
 

石田 勝紀 教育デザインラボ代表理事、教育評論家

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いしだ かつのり / Katsunori Ishida

1968年横浜生まれ。20歳で起業し、学習塾を創業。4000人以上の生徒に直接指導。講演会やセミナーを含め、5万人以上を指導。現在は「日本から 勉強が嫌いな子を1人残らずなくしたい」と、Mama Cafe、執筆、講演を精力的に行う。国際経営学修士(MBA)、教育学修士。著書に『子ども手帳』『子どもを叱り続ける人が知らない「5つの原則」』、『子どもの自己肯定感を高める10の魔法のことば』ほか多数。

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