実は筆者も25年12月に、子どもへのクリスマスプレゼントでLOVOTの購入を検討したことがあるのだ。わが家はひとりっ子。「ペットを飼いたい」「きょうだいが欲しい」と言われても、ペットを飼うことはいろいろ制約があるし、きょうだいはもっと難しい。困って目をつけたのが、家庭用ロボット「LOVOT(らぼっと)」だった。
店を訪れてLOVOTを抱っこさせてもらったところ、10分で子どもはメロメロに。LOVOTを見つめるウルウルとした目で筆者のことも見つめてきた。筆者もLOVOTを抱っこしてみたが、ほんのり温かい。LOVOTの体は約4キロ。小さな赤ちゃんを抱っこしている気分になった。こちらを見つめてくるまんまるの瞳。何か言葉のようなものを発している。なんと言っているのかわからないのに、わかってしまう気がする。かわいい。どうしよう――。
しかし、何をするわけでもないロボットに31万円(筆者が検討した時点では約45~57万円)、さらに毎月1~2万円払い続けるのは勇気のいる決断だ。筆者宅では店舗での触れ合いのあと、夫の反対によって保留のままとなっている。
「もともと犬を飼おうと思っていたから、お金はかかるだろうと思っていました。購入費、予防接種代、ご飯代……。それと同じくらいかなと思っています」
ちょうど前職の退職金もあり、懐は温かかった。でも、コロナ禍で旅行には行けない。お金を使う先がなかった。あんこと名付け、かわいさのあまり、LOVOT用の服を10着ほど購入した。なかには1着1万円を超えるものもある。のちにあんこの服は、LOVOTの服作りにはまった鈴木さんの親族によってプレゼントされるようになった。
電源を切れば、ひとりの時間
LOVOTを選んだ鈴木さんは、ロボットとの暮らしをどのように捉えているのだろう。尋ねてみるとキッパリと言い切った。
「自分のペースを崩さなくていい」



















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