「猫を飼わない人は入居お断り」多頭飼い大歓迎! 保護猫36匹を救った不動産屋の"究極の猫ファースト"家づくり
壁は塗り壁(シリカライム)であったり、一部に爪を研ぎやすい麻材を使用したり。これにも理由がありました。
“猫ファースト”の家づくり
「塗り壁にしているのは、引っ掻きにくいことと、修繕が容易という利点があるからです。猫が爪を研ぐ習慣は変えられない。だから、爪を研いでもよい素材を使うなど、ちゃんと猫の習性を熟知して施工しなければならない。人間よりも、どちらかというと猫寄りにつくってあるので、うちはよく“猫ファースト”と呼ばれています」
そう、ねこ大家は、利用者からしばしば、賞賛のニュアンスで「猫ファースト」と呼ばれるのです。そして、猫ファーストの姿勢がもっとも表れているのが「キッチン」だと言います。
「猫をキッチンに近づけるのは危険です。何年も前から、一般的に新築住宅ではキッチンがオープンになっています。『カウンターキッチンやアイランドキッチンにして』と。でも、猫と暮らすのならば、そうはいかない。だからトレンドに逆行してキッチンにドアを付け、あえて独立した空間にしているのです」
キッチンにドアを付けているため、猫は進入できません。とはいえエアコンの冷暖房は共有できるよう、網張りになっているのも暮らしやすさのポイントです。
1階には猫が遊べる中庭があり、2階からは屋上にも出られるようになっていました。猫が外気に触れられる場所が確保されています。これも猫が心地よく暮らせるポイントです。



















